Amazonで予約注文していた「マンガでわかる介護職のためのアンガーマネジメント」が届き、2日で読み終わりました。
とっても良かったです。
自分は、高齢者介護の仕事に従事しています。
具体的には、運動機能特化型のデイサービスで、生活相談員をしています。
介護福祉士であり、介護支援専門員で、介護従事歴は、16年です。
デイサービスの他にデイケアや、施設介護も経験してきました。
介護現場は、人の感情に直接向き合うことになる、感情労働と言われています。
そうですよね、利用者様、入居者様の人生に関わり、施設によっては24時間、食事も、排泄も、入浴もにも関わり、利用者様、入居者様は、身も心も全てさらけ出し、その中で、介護従事者は、その方の喜怒哀楽に、嫌でも接していく必要があるのです。
自分のもうひとつのブログ:レクリエーションや体操、日々の活動をご紹介!宮古島からの介護便り 晴れたり曇ったり
https://harekumo.ti-da.net/e10104448.html
喜怒哀楽と接していく中で、一番問題となるのが「怒り」の感情です。
残念なことに、この「怒り」「イライラ」は、利用者様、入居者様のみならず、介護従事者にも生じてしまい、酷い場合には、それが虐待にまで発展したり、TVで報道されているような殺人事件にまで発展してしまう場合だってあるのです。
更に言えば、職員同士のいざこざ、派閥争い、仲間はずれ… そんなことが多いのも、この介護の仕事だと感じています。
このイライラがなかったら、介護って素晴らしい仕事なのにっ!
そこでアンガーマネジメントです!
自分は、一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会公認 アンガーマネジメントファシリテーター でもあります。
自分のもうひとつのブログ:怒りの連鎖を断ち切ろう!宮古島からアンガーマネジメント 怒ってもいいんです♩
https://miyakoamft.ti-da.net/e10832975.html
そこで、日本アンガーマネジメント協会 代表理事である、安藤俊介氏の新著「マンガでわかる介護職のためのアンガーマネジメント」をAmazonで予約注文し、読んでみたのです。
これは良かった。
実に面白かったです。
精神論や、理想論でなく、アンガーマネジメントは、トレーニングです。
実践することにより、誰でも上達できる技術なのです。「マンガでわかる介護職のためのアンガーマネジメント」では、介護現場で起こりうる、いわゆる「介護あるある」を通して、どうその出来事に対処していくのかを、アンガーマネジメントのテクニックを使って解説しています。
腑に落ちることがたくさんです。
でも、思ったことをひとつ。
この「マンガでわかる介護職のためのアンガーマネジメント」を読むだけでも、アンガーマネジメント が学べ、たくさんの気付きに出会えることだと思います。
ただ、アンガーマネジメント入門講座の知識を持つことで、この本の内容は、更に腑に落ち、納得でき、実践出来ることだろうな、と思いました。
自分は、このアンガーマネジメントは、この本で取り扱われている介護の現場であったり、医療の現場であったり、教育現場、更に今、様々な不安を抱えている宮古島の、今現在の状況を打開する、ひとつのアイテムになるだろうと思っています。
アンガーマネジメントで目指すのは、怒らない人になることではありません。
怒るべきことには上手に怒り、怒る必要のないことには怒らない、その線引きが、自分でできるようになることです。
アンガーマネジメントで、怒ることで後悔しない、怒らなかったことで後悔しない、自分も、相手も傷つけない、物も壊さない、今よりイライラの少ない、楽しい人生を手に入れましょう。
宮古島でのアンガーマネジメント講座、研修の問い合わせは、takeshi4726@icloud.com(加持)までどうぞ。